府中市西原町の内科小児科クリニック野崎医院です。

診療方針

病気の診断に当たってはまず患者様の症状などが重要です、気になることは遠慮せずお話しください。必要であれば、聞きたいことをメモしてご持参していただくのもよいと思います。当院での治療においては、患者様への説明をなるべく丁寧に行い。十分ご理解をいただいた上で上で治療、また必要に応じて検査などを受けていただきたいと考えております。

特に生活習慣病に関してはまずご本人の生活習慣の改善が第一です。受診されたとき、すぐに薬が必要な場合もありますが、基本的には生活習慣の改善、病気に対する理解をお願いしております。生活習慣病は多くの場合無症状ですが、脳卒中、心筋梗塞などが突然襲ってくることになります。その結果、生命に関わる事態となったり、後遺症に悩むことになります。症状がないときが治療の最も必要な時期です。血圧測定、体重測定などは皆様にお勧めしております。食事：塩分・カロリーを控えること。食物線維をとることなど。運動はご自身に会ったものを無理なく、根気よく。アルコールは極力控え、たばこは身体のために良いことは全くありませんので禁煙を。その上で体質的に限界がある方が薬物治療を受けるものと考えます。ただ薬を処方するだけでなく患者様と二人三脚で治療が行えればと考えております。

生活習慣病について
高血圧
生活習慣病の中で最も多いものです。血圧が高いことを指摘された方、血圧に不安のある方。血圧は変動するものですので現在どの程度の血圧であるのかを増す知りましょう。起床後。就寝前の血圧測定。上腕（手首でなく腕）で測定し、記録をとりましょう家庭血圧は135/85ｍｍＨｇ異常が高血圧とされています。ます、生活習慣の改善。特に塩分に注意しましょう。めん類などはつゆは残すように。調理には塩分を控え、その代わりお酢やレモンなどをうまく使いましょう。生活習慣の改善で血圧が下がらないときは薬を。高血圧の9割は原因のわからないものですが、症状がある、薬が効きにくいなどの場合検査等検討します。
脂質異常症
血液検査で、脂質は悪玉と言われているＬＤＬーコレステロールが高い、善玉と呼ばれているＨＤＬ-コレステロールが低い、中性脂肪（トリグリセライド）が高い、いずれかの状態です。ＬＤＬーコレステロールについては、直接測定する方法、計算で求める方法、ｎｏｎ　ＨＤＬ-コレステロールなど施設によって使っている方法が異なります。このうち、特に悪玉＝ＬＤＬーコレステロールが高いとき治療の対象になります。生活習慣病改善に加え、脂質特に飽和脂肪酸を減らす（不飽和脂肪酸は増やす）、野菜など食物線維をとるなどが必要です。内服治療は危険因子の数などで判定します。さらに当院では頚動脈超音波検査、血管年齢（血管伸展性検査）などの併用をお勧めしています。
糖尿病
血液中の糖が上昇し、心臓疾患、脳卒中の危険因子となることに加え、体の代謝が障害され、失明（糖尿病性網膜症）、透析（糖尿病性腎症）、神経症などを来します。糖尿病に伴う疾患は多岐にわたるため、定期的に眼科受診などをしていただくとともに、糖尿病の専門医に紹介することもあります。

院内設備について
各疾患に応じ検査機器等設置しております。院内設備もご参照ください

ご希望があれば基幹病院など専門医への紹介状などもご用意いたします。（紹介状目的で受診される方がいらっしゃいますが、紹介状・診療情報提供書はあくまでも医師の判断で用意するものです。紹介状目的での受診には応じられないことはご了解ください）

診療の流れについて

　患者様1人当たりの診療時間は異なります。予約診療は、すぐに受診できない、予約時間に診療が開始できないなどの短所があります。もちろん、予約診療ではないと待ち時間、混雑具合がわからない。すいているとき、混んでいるときにムラがあるといった短所はあります。これら検討の上、診療の予約はしないこととしております。このうえで、待ち時間の短縮と丁寧な診療の両立を心掛けています。どうかご理解ご協力お願い致します。

お薬は院内処方を原則としております。在庫などの兼ね合いで院外調剤をお願いする場合があります。


検査については準備などの都合がありますので、内視鏡、エコー、骨密度などは予約で。血液検査、心電図、胸部レントゲンなどは随時。

ワクチンもなるべくご用意しておりますが、予約をお願い致します。勧奨接種(無料でうてるもの；府中市だけでなく国立市の小児は無料でうてます)は原則用意してあります。令和2年10月からロタウイルスワクチンが無料でうてるようになりました。2種類のワクチンがあります。まだ接種者が少ないこともありご予約をお願い致します。このときどちらを希望するかご相談ください。なお、他のワクチンは接種を忘れた場合、ある程度対応できますが、ロタウイルスワクチンは副作用の増加がみられるため、決められた期間内の接種しかできませんご注意ください。任意接種のものはご予約ください。
ワクチンの予約はどのワクチンもワクチンの確保の予約ですので、接種は体調の良いときに受診してください。ご希望があれば、検査にあてている時間を接種にあてますので日時の予約もできます。

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FAQ　よくあるお問い合わせ

ジェネリック医薬品について
　当院は院内処方ですので、安価な先発薬はジェネリック医薬品でなくても診療費は院外調剤のクリニックより安価になります。このため、経済的な面、信頼度、納品しやすいかどうかなど院長の考えを中心に、例えば、睡眠導入剤など脳に作用する薬などは先発薬を優先、風邪薬などはジェネリック薬を優先するなどしております。よりよい薬であること、経済的にも納得できることを検討し採用薬を決定しております。また最近はオーソライズドジェネリック（ＡＧ）という、中身は先発薬と全く同じでパッケージのみ変えたものもあり、ＡＧがあるものはそれを優先しております。

専門医資格について
　医師免許には更新がありません。医師国家試験は全員が全科を受けるますが、卒業後、医師によって必要な知識は異なり、また、その技術の評価は不可能です。このため、各学会が条件を作り、研修を済ましていること、試験を行いそれに合格していることなどから資格を受け、その後も5年おきに更新が必要となるのが専門医資格です。これは、十分とは言えませんが医師の専門を明らかにすること、診療の質を上げる努力をしていることを示すものです。